おきなわおーでぃおぶっく1,500円/CD3枚組2,500円
沖縄にこだわったユニークなオーディオブックシリーズです
俳優であり株式会社M.A.Pの経営者である高山正樹氏が永年にわたる沖縄へのこだわりの果てに紡ぎだしたのが、この「おきなわおーでぃおぶっく」シリーズです。オーディオブックは我が国でも最近ようやく徐々に注目を集め始めましたが、まだまだラインナップは「メジャーな古典的名作」が中心です。そのなかにあってこのシリーズはとても異色です。第一弾の大城立裕「カクテル・パーティ」などは、名作でありながらも現在は文庫でも出版されていないという「レアもの」。埋もれてしまうのはもったいない/埋もれさせるわけにはいかないという思いからのセレクションであったのでしょう。
志のある取り組み。そう言えるかもしれません。その志が内容の濃さ・深さにつながっているのでしょう。Yomuparaはこのシリーズを応援していきたいと思っています。
●大城立裕「カクテル・パーティ」

【作品紹介】大城立裕著「カクテル・パーティー」は1966年2月『新沖縄文学』第4号に発表され、同7月、第57回芥川賞を受賞する。
「カクテル・パーティー」は前章と後章に分かれ、前章は「私」を主人公とする一人称の形態で進行するが、後章では「お前」と二人称で呼ばれることになる。
本土復帰前の沖縄。主人公の「私」は、米軍基地内のカクテル・パーティーに招かれる。中国人弁護士の「孫」、内地の新聞記者「小川」、そして沖縄人の「私」は、パーティーの主催者であるアメリカ人の「ミラー」と、中国語会話のグループを作っていた。その関係で、「私」はパーティーに招かれたのだ。彼らと中国語で沖縄文化論などを交わしながら、「私」は、選ばれた「沖縄人」として、基地の中でのパーティーを楽しんでいた。
ちょうどその頃、M岬では、主人公の娘の身の上に、事件が起きていた。
米兵「ロバート・ハリス」に暴行された娘は、彼を崖下に突き落とし、大けがを負わせ逮捕されてしまう。娘が裁かれることは恐れない。しかし「ロバート・ハリス」もまた裁かれなければならないはずだ。まずは娘の裁判に「ロバート・ハリス」を証人として出廷させるため、「お前」は「ミラー」や「孫」や「小川」の友情を信じて、協力を得ようとするのだが。
やがて「カクテル・パーティー」の、「親善の論理」の「欺瞞」が暴かれていくことになる。
【収録内容】
作: 大城立裕
朗読: 高山正樹
フォーマット: CD
ディスク数: 3
発売日: 2008年9月13日
価格(税込): ¥2,500
レーベル: M.A.P.
収録時間
disc1:(前章) 52'07"
disc2:(後章Ⅰ)71'55"
disc3:(後章Ⅱ)37'08" 大城立裕インタビュー(5'20")を含む
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●大城立裕『対馬丸』より「撃沈」「死とたたかう漂流」

【作品紹介】1944年7月、サイパンが陥落する。日本軍は沖縄決戦に備え、非戦闘員である老人・女性・子供を疎開させよとの指示を沖縄へ送る。対馬丸は、この疎開活動に当たっていた。
同8月22日鹿児島県・悪石島の北西10kmの地点で、米潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃を受け対馬丸は沈没する。
【収録内容】
作: 大城立裕
朗読: 菅家ゆかり
フォーマット: CD
ディスク数: 1
発売日: 2008年9月13日
価格(税込): ¥1,500
レーベル: M.A.P.
収録時間: 54'33" 大城立裕インタビュー(4'16")を含む


