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御誂・染抜き名入れ風呂敷 \6.825
御誂・染抜き名入れ風呂敷
大判風呂敷にご指定の文字を染抜きにしてお届けします。すべて職人による手作業です。
読書人なら、大きな風呂敷は必需品でしょ、とYomuparaは思います。なにも「読書人」なんて大仰な言葉で限定せずとも、大判の風呂敷はどなたのバッグの中にも常備しておくといいものだと確信しています。ましてや、衝動的に何冊かの本を一気に買ってしまうことがある本好きなら、なおさらです。

バッグの中の風呂敷は、出先で予定外の荷物が増えた際にとても役に立ちます。たとえば、街を歩いている時に、古本屋の店頭で前々から探していた数巻本の本を見つけて、思わず衝動買いしてしまったような時。もちろんお店は紙袋か何かに入れてくれるでしょうが、重いものを入れた紙袋はとても持ちにくいし、破れたりもします。その点、風呂敷は持ち手が柔らかく、どのようなサイズの荷物であっても、ぴったり持ちやすく包むことができます。いざとなれば、工夫して背中に背負うことだってできます。

昨今はエコ意識の高まりを反映して、一部で風呂敷の再認識が広がっていますが、しかし、よく見かける風呂敷は、いわば「女持ち」が多いようです。50cm角程度の風呂敷は、お歳暮の海苔の箱程度のものなら大丈夫ですが、それより大きくなると、手に余ります。本当に風呂敷が必要な時ってのは、もっと大きな荷物の場合ではないでしょうか。「男持ち」の風呂敷は強力です。かなり大きなものまで、ばっちり包むことができるからです。

風呂敷の活躍シーンは「包む」だけに限りません。劇場や映画館で空調の冷気にさらされた時に体を覆うと、布一枚のことなのに随分違いますし、ベンチに広げて敷きものになったりもします。緊急事態にあっては、三角巾の代用にもなるでしょう。そういう用途を見越すなら、どうしても1辺が1m以上ある「男持ち」の風呂敷がいるのです。

昔はどこの家にも、そのような大きな風呂敷がありました。そういう伝統的なサイズの風呂敷こそ、バッグの中に入れておくと、とても重宝する、と思うのです。しかし不思議なことに、大風呂敷は、いいのがなかなか売っていません。ないならいっそ作ってしまおう。私たちはそう考えてオリジナルの風呂敷を2種類作りました。どちらも他ではなかなか見かけない、ちょっと変わった風呂敷です。どちらも自信作です。ストレートに「読書用品」と言い切れないとは思いますが……。

ひとつはこのページで紹介する「御誂・名入れ風呂敷」、もうひとつは「防水撥水ハイテク生地風呂敷」(近日発売)です。

この風呂敷は1m角の紺無地の木綿の風呂敷にお客様のご希望の文字(大抵はお名前ということになりましょう)を染め抜いたものです。こういう風呂敷は、昔はどこに家にもありました。個人的に欲しくて、長い間探してきましたが、今は見つけることができなかったのです。なぜか、というと、今は「手間が一番高い」からです。

名前を染め抜いた風呂敷の作り方は、まず、白い無地の布地で風呂敷を作ります。その生地の上に「名前」の文字部分に、職人が手描きで糊をおきます。その後、その白風呂敷を染料につけて手染めします。水洗いして糊を落とすと、名前の部分だけが染まらずに白く抜ける、という工程です。つまりが、1枚1枚の風呂敷の全工程が手作業になってしまうのです。これをやれる・もしくはやってくれる職人さんが見つからないし、見つかったとしても、とても高価なものになってしまうのです。今ある名入れの風呂敷は、ほとんどがロールの生地を機械でまるごと染色したもの、つまり色無地の生地で風呂敷を作り、それにたいして上から名前をプリントするか、刺繍するかで作ります。これなら、名入れ以外の工程は機械化できるし、分業化も可能です。今の社会では、このような工程のものしか流通しにくくなっているのです(当然のことですね)。

プリントの文字は使っているうちにハゲたり脱落したりします。文字の部分だけが手触りも硬くなります。染め抜きの場合は、そういうことはありません。使えば使うほど味がでてきます。

昔は人件費が安く、職人が工程の最初から最後までを手がけるってことが普通でしたから、当たり前のように、染め抜きのものが流通していましたが、時代が変わったんだから仕方がない。そう思っていました。びっくりするほどのコストを覚悟するならともかく、普段使いで使えるようなものは、到底無理なんだろうな、と諦めていました。

しかし、この夢を実現してくれる職人さんを島根県松江市で見つけたのです。さすが不昧公の城下町。そんな職人がまだ存在していたんですね。現在の風呂敷の値段からすると一見高いようですが、以上の事情からすると、これはとてつもなく廉価である、と私どもは思います。如何でしょうか。
●サイズと字体  
風呂敷の字体 Yomupara謹製の御誂・染抜き名入れ風呂敷は約1m×1mの紺無地木綿の風呂敷にご指定の文字を白抜きしたものになります。文字の大きさはおおむね4cm角くらいの大きさ(200ポイント)で、2つの書体のうちのいずれかで、5文字までが原則です(それ以外の書体や文字数もできないことはありませんが、価格納期は別途相談ということにさせていただきます。お問い合わせください)。書体は楷書体と行書体を用意しています。
●ご注文からお届けまでの流れ  
ご注文の流れ
名入れ風呂敷のご注文は、まず通常商品と同じようにご注文のお手続きを行なってください。レジの処理の途中で名入れの内容についてお伺いいたします。ご注文が完了しますと、私どもから書体の仕上がりイメージ(PDF)をメールでお送りします。内容をご確認、ご承認後、染色作業に入ります。この商品の性質上、名入れ内容のご確認以降の返品はお請けできないことをご了承の上、ご注文下さい。

また納期はご注文確定から2週間以内を予定していますが、1枚1枚手で染色してから天日で干すという作業工程(素敵でしょ)をとるため、天候の具合によって、日程がずれる可能性があることをあらかじめお含み置きください。

手染めのため、どうしても捌けムラ、染めムラが出てしまうことがあります。あらかじめご了承ください
●時代は風呂敷 ●今では困難な製法
時代は風呂敷" 今では困難な製法
環境への意識の高まりのなかで、風呂敷が脚光を浴びています。繰り返し使える風呂敷を使うことで、使い捨てのレジ袋や紙袋の消費を抑制します。それにしても風呂敷といい着物といい、とても基本的な形で製品を作って、人間のほうが手先の訓練で対応していくっていうのがニホンのやりかたなんですかね。 染抜きにしようとすると、どうしてもひとつひとつが完全な手作業になってしまいます。昔はありふれた製法でしたが、今ではほぼ見られなくなってしまいました。この職人仕事を¥6,825(送料・税込)というお値段でお届けできるのは、ひとつの「快挙」だと思うんですけど。ちょっと言い過ぎ?
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