ページホルダー各864円

本を開いた状態でしっかりキープしながら、片手で楽にページがめくれます。
開いたページをそのまま保持するページ押えの代表格ブックストッパーの姉妹品。ぺーじめくり機能をプラスしたのが、このページホルダーです。
ページ押えとしてYomuparaでは、これまで5種類の製品をご紹介してきました。
事典を参照しながらテキスト入力をする際や、レシピ本を見ながら料理を作る時など、頻繁にページをめくる必要がない時は、オモリとクリップでページをしっかり固定するタイプのブックストッパーやブッククリップの安定感が抜群です。
しかし、前後のページを行きつ戻りつ参照する場合や、フツーに本を読む時は、ページめくりにひと手間かかり、ちょっと不便。しっかりページを押さえる機能とページをめくるという行為は、ある意味、矛盾するわけですから。
そんな声に応えてブックストッパーのメーカーさんが開発したのが、このページホルダーです。
金属をはめ込んだプラスチックのオモリがついたクリップで本をはさみ、ページを開いた状態に固定するところはブックストッパーと同じ発想です。
クリップで本の表紙または本文の一部をはさみます。
そのクリップの上に弾性のあるプラスチックをU字型に曲げたホルダーが乗っかっていて、ここに本文ページを差し込むシクミです。
ホルダー部分に挟んだページは、50ページくらいまででしたら、片手でスイスイと抜き差しできるので、ページめくりがスムースになるというわけです。
読み進むにつれてクリップで固定する位置を変えるわけですが、50ページごとでしたら、さほど煩わしくはないんじゃないでしょうか。
開きのよい本でしたら、ひとつでこと足りますが、ブックストッパー同様、ふたつで両方から挟み込めば安定性もページめくりも盤石です。
ブックストッパーとのもうひとつの違いは、重さが半分以下の50gと軽量な点です。ですからあまり厚い本、開きの悪い本には向きません。
そこでパッケージには「文庫・新書用」とうたっています。が、単行本でもソフトカバー、あるいはハードカバーでもあまり厚くなければ十分、使えます。
●ホルダーは透明プラスチック製
ページを挟むホルダー部分は、透明なプラスチックです。本文の一部にかぶっても文字が隠れないのがいいですね。先端の上向きのソリがページを差し込みやすくしています。 また、この部分は使用方法あるいは経年変化で破損してしまうことがあります。 Yomuparaではこの部分の部品を在庫しており、当店でお買上げいただいたお客様への限定サービスとして100円でお頒けしています。ご入用の場合は私どもまでお気軽にご連絡ください。
●オモリは真鍮
クリップに埋め込まれたオモリの金属は真鍮製。(金属の価格変動により、鉄(銀色)になる場合もあります。) 構造上、指で直に触れることになるので、汗ばんだ手で障ったら拭き取りましょう。 親指でグッと押さえるクリップの表(上)側には滑止め加工が施してあります。使い勝手はいいのですが、ちょっと汚れがたまりやすいかも。
●サイズとカラー
長さ約75mm、巾約30mm、厚み約35mm。重さは50gです。紙箱入りのお届けで、価格は各¥840(税込)です。
構造上、指で直に触れることになるので、汗ばんだ手で障ったら拭き取りましょう。
親指でグッと押さえるクリップの表(上)側には滑止め加工が施してあります。使い勝手はいいのですが、ちょっと汚れがたまりやすいかも。
カラーは白、黒の2種類です。
●ブックストッパーと比べると
サイズの違い、シクミの違いがわかるよう、ブックストッパーと並べてみました。
●携帯ダブル使い
庫本、新書などで薄めの本にはひとつでも十分機能しますが、電車の中で立ったまま読む時には薄い本にも敢えてダブルで使用するという技もあります。
小型で軽量なので2つつけでも文庫や新書なら片手にすっぽり収まります。両側に使うことで重さのバランスがとれ、電車が揺れてもページが閉じる心配がなく、さらにページ送りが格段とスピードアップするというわけです。
もっともこの方法、本を閉じる時にどうするか…という問題がなくもない。両方つけたままだとかさばります。片方を外してポケットに滑り込ませることもできるサイズではありますが。
●ブックストッパーとの併用も
ブックストッパーと比べるとだいぶ小ぶりです。重さもブックストッパーが120gなのに対して、ページホルダーは50gです。
2つ使っても厚い本にはオモリが足りず、うまくページが開いた状態に保てません。
そこで、ブックストッパーをYomupara推奨の使い方(表紙をクリップしてオモリをページの方に倒す方式)で使用すれば、クリップをいじらずにオモリを持ち上げるだけでページめくりはでき、
もう一方に固定したページホルダーに読み終わったページをサッと挟む…という裏技です。