ソルベントとラバークリーナー983円/356円

これさえあればブックオフの本も怖くない!本に貼り付けられた値札をきれいにはがすことができます。
なんだかんだ言っても、すでに本の入手場所としての地位を確立した感のあるブックオフをはじめとする新古書店。思わぬ本が安く売られていることもあって、なかなか無視することができません。ご利用になっている方も多いことでしょう。新古書店の商品でいただけないのが、裏表紙にしっかりと貼り付けられた値札シール。最初見た時は正直、本にこんなの貼るなよー、と思いました。購入後はできたらはがしたいんですが、これがうまくはがれない。はがしてもアトがのこってしまったりします。
そういう悩みをお持ちの方にはこのミツワ・ペーパーセメント・ソルベントはいかがでしょう。これはもともとレイアウト用紙に写真や図版を貼り付けて印刷原稿を作っていたデザイナーが長い間使っていた商品です。コンピュータを使って印刷原稿を作るのが主流になってしまった現在においては、以前ほど使用頻度はたかくないかもしれませんが、それでもプロ仕様の伝統の実力は変わりません。デザイナーの使う糊(ペーパーセメント)で貼り付けられたものをきれいにはがす目的の商品がソルベントです。このプロフェッショナルな実力で、値札をきれいにはがそう、というわけです。シールはがしと銘打って売られているものはたくさんありますが、これはそれらに比べると、効果はかなり違います。強力です。
これだけでもたいていは大丈夫。すっかりきれいにはがれます。しかし、値札が何枚も貼り重ねてあったり、貼ってから時間が経っているものなどの場合は、値札をはがしても、古い糊が黒くなって残ってしまうことがあります。そういう場合はラバークリーナーを併用すると鉄壁です。ラバークリーナーは消しゴムとはちがい、自分自身が削れていくことはあまりなく、粘度の高いゴムに残った糊などの汚れを吸着させて取り去るという作戦です。端っこから使って、黒くなったらその部分をハサミで切って捨てます。ソルベントとラバークリーナーのセットがあれば、もうブックオフの値札も気にすることはありません。もちろん、一般のシールやテープをはがす際にも使っていただけます。
●まず上から塗り付ける
まずボトルのフタに一体になっているハケで値札全面にソルベントをたっぷり塗り付けます。しばらくしたらカッターの刃などを使って、値札の端を持ち上げます。表紙の紙質や値札の状況によっては、印刷がはげてしまったり、紙が変色する場合がありますので、まず目立たないところで試してください。
●すき間からソルベントを浸透させる
値札と本の間にソルベントを浸透させるように塗り付け、値札をはがします。値札がきれいにはがれたら、ティッシュで残ったソルベントをふき取ります。ソルベントは揮発性が高いので、手早く作業しましょう。
●仕上げはラバークリーナーで
もし糊がのこったり、黒い汚れがこびりついたようになっていればラバークリーナーの端を使って、汚れをゴムに移すような気持ちで汚れを取り去ります。ラバークリーナーの登場機会はそう多くはないかもしれませんが、あると安心。