スワンタッチ162円

勝手にページを追いかけてくる不思議なしおり。
スワンタッチはわざわざセットし直さなくても、ページを繰ると、勝手に追いかけてくる不思議なしおりです。このしおりには裏面に何度も貼り直しができる両面テープがついています。そのテープで本体を本の裏表紙の見返しに貼り付けます。読みかけのページに白鳥のくちばしの部分を引っかけます。このようにしてから、ページをめくります。くちばし部分は素材の弾力で、ページを追いかけて動きます。ですから、そのまま本を閉じても、よみかけのページにくちばしが挟まっているという仕掛けなのです。 この手の製品は、通常はシートを型で打ち抜く方法で作りますが、これは材質の弾性と曲げ応力を保持させ、紙を傷めないように、射出成型という方法で作られています。製造元は金型磨きの職人さんなんですが、こういうところにも、かつての日本の製造業が持っていた(そして現在も持っている)丁寧な律義さを見る思いがして、少しウルウルしてしまいます。少々大袈裟ですが……。 スワンタッチは平成15年度の「板橋製品技術大賞優秀賞」を受賞。製造元の高橋健司さんについては板橋をもっと楽しく!もっと便利に! いたばしらいふ.comをごらんください。荒川名人列伝 109には動画もあります。
●まず裏見返しに貼る
背面の両面テープの裏紙をはがし、本の裏見返し上部に貼り付けます。「首」の部分が、ページ上部からすこし余裕をもつように貼り付けます。
横書きの本の場合は、裏見返しのページの裏に貼り付けます。
●まず裏見返しに貼る
スワンのくちばしの部分を読みかけのページにひっかけます。ページをめくると、首の部分の弾力で、くちばしのしおりが、勝手に追いかけてくれます。
両面テープか何度も貼り直しが可能ですから、次の本をお読みになる場合は、そっとはがして貼り直してください。
●接着力が弱まったら……
スワンタッチは“貼り直しのできる両面テープ”を使っています。そのため、数度の貼り直し(言い方をかえれば、何冊かの本)は可能ですが、そのうち、粘着力が弱くなってしまいます。特にちょっとケバだったような見返しに貼り付けたりすると、いっそう早く粘着力が弱まってしまうようです。で、接着力が弱くなってしまったら、どうするか。
抜本的な解決策ではないので、いささか気が引けるところはあるのですが……。ともあれ、解決法は2つあります。ひとつめ。大きめの文房具店にはいくつかのメーカーの「貼り直しのできる両面テープ」が販売されています。たとえば3Mでいえば「はってはがせる両面テープ667」という製品です。これを買っていただき、このテープを使うことで、再度、接着力を回復するという方法です。テープ代はかかりますが、これはなかなかナイスな方法だと思います。
ふたつめの方法は、古ハガキなど、ある程度の大きさのある少し厚めの紙(ハガキなら文庫サイズよりすこし小さいので理想的です)を用意し、その紙にスワンタッチを貼り付けます。この台紙はある程度の大きさがあるので、台紙そのものをしおりのようにはさんでやれば、スワンタッチの機能が再現できるという寸法です。これならちょっと高目の両面テープを買わなくても大丈夫っていうところがイイと思います。
お客様の声スワンタッチ
N.Y.様(女性・大阪府茨木市)2009-05-16
とても使いやすくて気に入っています。海外の友人にもプレゼントして喜んで使ってくれています。横書きの本を読むので接着面を後ろ表紙から2ページ目に貼って使用しています。両面どちらでも貼ることが出来たらもっと良かったと思います。
斉藤様(35・女性・学生・愛知県蒲郡市)2009-05-16
すごい、なんて便利!
読む前にしおりを抜く手間がなくなったことにも、毎回嬉しい気持ちになります。
余分に買って友人にプレゼントしたら、使ってみた後、『感動的』と大変喜んでいました。
実際に使ったみると、予想以上に快適なことがわかりました。買ってよかったです。
様(30代・女性・会社員・福岡県福岡市中央区)2009-05-22
画期的なアイデア商品だと思います。
少し大目に注文して家族・友人にプレゼントしました。
のりの粘着力がどの程度持つのかが少し気になる点です。
田島雅子様(42歳・女性・主婦・神奈川県横浜市泉区)2009-05-26
とても快適に使わせていただいております。電車の中や、病院の待合室などすぐ席を立ちたいときに、栞のはさみ直しは非常に面倒に感じておりました。その点、スワンタッチはそのまま本を閉じることができるので便利ですね。ただ、スワンタッチをはがした後がベトベトするのが気になります。