山猫合奏団 CD「セロ弾きのゴーシュ」2,500円
チェロとピアノと語りによる「セロ弾きのゴーシュ」。あえて言うなら作品の音楽化っていうんでしょうか。
不思議な世界です。「朗読」じゃないんですよね。ピアノとチェロによる作曲家白石准のオリジナル音楽の上に朗読劇が乗っかっている、ってっ感じでしょうか。
演奏している「山猫合奏団」によるライナーノーツによると
「宮沢賢治原作“セロ弾きのゴーシュ”に白石准がシーンに合わせて効果的なオリジナル曲を作曲。ゴーシュが下手なチェリストであるという設定を活す為、わざと音程を狂わせながらスタートします。1曲1曲が登場する動物たちの各シーンごとに特徴を表現しているだけでなく、各々が一つの作品としても楽しめる曲に仕上がっています。後半にかけ、段々チェロの演奏がうまくなっていくゴーシュ、聴く者を賢治の世界に引き込み、ラストの“インドの虎狩り”という曲では、ゴーシュによる最高のチェロ演奏をお聞かせします。奏者みずから台詞があり、音楽と物語を一体化させた子供から大人まで楽しめる新しいカタチのエンターテイメントです。」
「山猫合奏団」によるライブ音源のCDです。ちょっと「手作り感」のある演奏で、特に冒頭部分は少し聴き取りにくいのが難ですが、ストーリーが展開していくうちにグイグイ引き込まれてしまいます。メンバー紹介は下の山猫合奏団から提供を受けたメンバー紹介の文章をご覧ください。また、山猫合奏団およびこの作品に関しては山猫合奏団のサイトにも詳しく説明されています。
●サンプルを試聴する
猫が来てトロイメライをリクエストしたのにも関わらず、ゴーシュは「印度の虎狩」という曲を激しい勢いで弾きだす、という有名なシーン。個人的には、ずっと長いこと、インドノトラガリってどんな曲なんであろうか、と思っておりました。山猫合奏団的解釈が、コレ。なるほど(環境によってはプラグインが必要なことがあります)。
●白石 准(ピアノ)

東京生まれ。作曲家の父白石顕雄に音楽の手ほどきを受けた後、小林仁氏 にピアノを師事。しかし、音大には進まず、玉川大学では演劇を専攻し、劇音 楽の作曲に目覚める。そこで今回の語りの楠定憲,高山正樹氏に出会う。
1985年、東京で行われていた著名な現代音楽祭“MusicToday”で突如代役で演奏し、主宰者である作曲家の武満徹氏に見いだされ、突如代役でアメリカの作曲家、フリデリック・ジェフスキーの夕べにて、作曲家と二台ピアノ作品を演奏し各方面の絶賛を浴びピアニストとして本格的に認知されるようになる。独奏では、プーランクやモンポウなどあまり取り上げられない作曲家の作品による意欲的なリサイタルを数多く催し、また器楽、声楽、分野を問わず国内外の著名な独奏者、独唱者の信頼も厚く、新日本フィルハーモニーを初めとしてオーケストラの鍵盤奏者 (ピアノやチェレスタ)としても地位を築いている。
TV朝日の『題名のない音楽会』は主に故黛敏郎氏存命中のころのシリーズで独奏者としても何度も出演した。ミュージカル分野でも、96年と06年に行われた来日公演の『Westside Story』をはじめ、東宝ミュージカル『42nd Street』ではピアノ奏者の役柄で演奏しながら出演、シンセサイザー奏者としても『ミス サイゴン』や『ジキル&ハイド』を始め多数の作品の鍵盤を担当している。
作曲家としても「語りと音楽」で構成された、宮沢賢治原作に基ずく“どんぐりと山猫”、そして“セロ弾きのゴージュ”は数多く再演を重ね、自作品を演奏する“山猫合奏団”を主宰するなど実に幅広く活動を展開している。
Official Website →http://shiraishijun.net/
●大島 純(チェロ)

10歳よりチェロを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を 経 て同大学音楽学部を卒業。これまでに松下修也、堀江泰氏、レーヌ ・ フラショ、 花崎薫、黒 川正三の各氏に師事。室内楽を金木博幸、上田晴子の各氏に師事。2003年第14回京都フランス音楽アカデミーに参加。現在フリーのチェロ奏者として、独奏、室内楽、オーケストラなど多岐にわたって演奏活動を展開している。故郷津山では、1998年10月津山文化センターでヴァイオリン奏者和波たかよし氏との共演、 2001年10月、2003年12月、2005年10月にベルフォーレ津山でのリサイタル、2004年津山カトリック教会50周年記念コンサート、くらやアートホールでのサロンコンサート、赤堀病院の院内コンサートなど数多くの演奏会を行い好評を博した。東京ニューシティ管弦楽団契約楽員、ヴェルデ弦楽四重奏団メンバー。
●楠 定憲(語り)

1956年愛媛県生まれ。小学校時代、四国の野山を駆け巡る。その後、上京、今回の共演者白石氏、大島氏、高山氏と出会い公演を重ねる。春秋座、青芸、かかし座での客演を経て現在劇団あとむの副代表、俳優としても活動しており、全国をとびまわっている。主な出演作品。劇団あとむ「風を見た少年」「あとむのお話コンサート〜レフトルストイの童話の森より〜」「星の王子さま」「あとむの時間はアンゼルセン」。
劇団あとむofficial Website→http://www.atomw.co.jp/
●高山 正樹(語り)

修羅場が語れなくても、啖呵が切れなくても、講談は務まるらしい。だから、故六代目小金井芦州は講談師を嫌った。彼は「最後の講釈師」と呼ばれた。その芦州に出会って、3日で 芦晃という名を頂戴した。弟子になったつもりなどないのに、弟子を取らない芦州が弟子を取ったと話題になった。芦州の前座で、修羅場を語った。本牧亭の売店のおばちゃんに、久しぶりにいい修羅場を聞かせてもらったと褒められた。酒の席で、若手の講談師に、役者の片手間に高座に上がることを責められた。普段は饒舌な芦州が、ただ黙って聞いていた。その日、芦州の元を去ることに決めた。以来、一度も芦州とは会わなかった。齢50を過ぎて、白石准との仕事を売る気になった。今、僕のプロフィールは、芦州との思い出だけでいいと思っている。M.A.P.主宰。
高山さんのサイト→社長とは呼ばないで
お客様の声CD「セロ弾きのゴーシュ」
Do-Re-Mi勉強中様(30代・女性・会社員・静岡県駿東郡長泉町)2008-11-10
お気に入りのCDです。私の宝物になりました。
目を瞑って聴いていますと、とてもたった4人で公演されているとは思えない劇場空間が広がってきます。
その音と語りの重なりから生まれる奥行き感は、ひと味もふた味も違う味わい深さがあるように感じます。
本当は普段聴き用、観賞用、保存用の3枚は手元に所持していたかったのですが!
複数枚購入しましたので、聴いてほしいと思う友人についつい差し上げてしまい、やはり手元に一枚残るのみとなってしまいました。
のんきな父さん様(男性・東京都板橋区)2009-02-08
聞いていると、ドンドン引き込まれます。ライブ版なのでその場に参加しているような雰囲気がこれまたいいです。
愚沈様(40代・男性・茨城県ひたちなか市)2009-07-25
母(80代)が聞いて喜んでます。


